上海蟹の季節です!
猛暑が過ぎ、いよいよ10月に突入しますね。
この季節に楽しみなのは、やっぱり上海蟹!
上海蟹(無錫)
蒸されて赤く色づいた蟹が出てくると
つい無口になってしまいます。
そんな上海蟹ですが、一般的には
10月は雌がおいしく、11月は雄がおいしい
と言われています。
でも、そうそう食べる機会もないでしょうから
一気に両方いただいちゃいましょう!
そんなに大きくないので、2匹はいただけますよ。
季節にもよりますが、
雄と雌で違った味が堪能できます。
甲羅を外すと、ほらっ、濃厚なミソが姿を現します。
この部分をいただくのが最高の至福の時!
甲羅についたミソだけじゃなく、お腹の方にもゼラチン状の身と一緒に
たっぷりのミソが!!!
もうたまりませんっ!!
”上海蟹”と言われますが本場は蘇州の陽澄湖なんです。
ただ、周辺の湖で養殖した蟹を、出荷前に陽澄湖に運んで
ちょっと湖に入れただけで陽澄湖産として売られている
いわゆる偽物もあるので注意が必要です。
本物は蟹のはさみにプラスチック製のタグが結ばれてますが、
これも偽物が出回っているとの話も。
こうなると日本人にはもう見分けがつきませんね。
でも、近くの太湖などで養殖された蟹も
本場ではないというだけで十分美味しいですよ。
値段にもよりますが、あまり気にせず召し上がってください。
この季節、「大閘蟹」と書かれた看板を掲げる商店が増えますが、
これが中国でいう上海蟹の意味です。
生きた状態で手足を紐で縛られて陳列されているものが多いので
大きさや雄雌を見分けて購入しましょう。
この季節、中国へお越しの際は是非上海蟹をお忘れなく!